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long term VISION

超長期ビジョン「創業250年企業」を掲げてAiming to be a 250-year-old company

当社は、私の曾祖父久我益三が勤めた材木問屋の暖簾を1903(明治36)年に引き継ぎ、1904(明治37)年春に久我商店を発足し、現在の株式会社久我の歴史がスタートしました。
住設機器・建材資材・木材の販売、木材プレカットの加工販売、不動産賃貸管理を事業として行っていますが、木材がルーツである当社にとって、木材は切っても切り離せないものであります。

時代はより環境に配慮した取り組みが求められ、「新市場」の開拓の一環として、コンクリートや鉄を木材に置き換える取り組みなどに注力しております。そして、何よりも大切なことは、多方面に対して常にアンテナを張り、変化に気付き、変化の先取りをしていくことだと思っています。

少子高齢化に伴い住宅市場が縮小する中、例えば非住宅分野に目を向けると、店舗そしてホテル、旅館などの観光業関連の建築物への市場参入が挙げられます。まさに「新市場」の開拓となり、そこへ木材を絡めていくことこそが当面の必須課題となります。

また、当社はKUGAグループ企業5社でSLCs2050を設定し、2050年までにグループ全体でCO₂の排出量を実質ゼロにする目標を掲げました。SLCsとは、Sustainable Lumber Companiesの略称で、循環型木材社会を築き、Net-Zero Carbon2050を目指す企業グループとして推進しています。

今後、私に課せられた使命は、伝統と文化、志を受け継ぎ、永きに渡りご懇意に預かったお客さま、お取引先さま、そして社業に関わる全ての社員と関係者とともに、事業の継続と発展を実現することに尽きると考えています。

2024年に創業120周年を迎え、人生にたとえると120歳は還暦の2倍に相当する「大還暦」と云い、その先には「天寿」250歳が控えています。当社の歴史を振り返ると、会社の存続は「奇跡の連続」であると確信します。言い換えれば、事業は衰退し、会社は淘汰されるものであります。
このことを自らに戒め、想定外の変化と危機を乗り越え「天寿」を全うすべく、「創業250年企業」を当社の新たな超長期ビジョンに堂々と掲げ、臨んで参りたいと思います。

最後に、関係するお客さま、お取引先さまの益々のご繁栄とご健勝、そして社員とその家族の幸福を心より祈念申し上げます。

代表取締役社長 久我 洋一

経営理念

経営理念イメージ

「創業100年の歴史」を経て築き上げてきた人的・社会的財産と、
現状に安住することなく変化にチャレンジし続ける「変革の精神」を経営基盤に、
「お客様満足」の高揚、並びに「社員活力」の増大、さらに本事業を通じた「社会貢献」を果たすことで、
創業250年の時を、確固たる社会的存在価値のある企業として迎えることを、我が社の経営理念とする。